私の実家は、賃貸住宅で、部屋の塗り壁が剥がれている箇所もあり、まさに古い住まいでした。

しかし両親は、綺麗な家に住みたい。あるいは、大家さんが許す範囲でも良いから、リフォームして住みやすくしたい!という考えは全く無く、雨風が避けられたらそれで良し!というものでした。

そんな両親ですから、部屋が汚れて物であふれていても、あまり気にしないタイプ。自然と物で散らかった部屋になっていきます。

家族は多少は掃除をするのですが、物が有りすぎて、結局片付けられないのです。
にもかかわらず、購入意欲はあります。目新しい物はすぐ買ってきます。なので、物が増えていく一方。そして、以前使っていた物は、勿体なくて捨てられないで置かれたままです。

そんな繰り返しで、家電や衣服は増えていきました。
ゴミ屋敷とまではいかないですが、清掃をしてもなかなかスッキリと片付かない、そのような住まいでした。

私は子供時代より、それを近くで見てきたので、結婚後、新住居ではシンプルに暮らしています。最低限の物しか、買いません。

子供時代の暮らしが反面教師になりました。
そのお陰で粗大ごみも無く心のゆとりを持って生活出来ています。